KBCシネマほかにて上映中の本作で、監督・脚本・製作・編集・主演の5役を務めたヤン・イクチュン。
長編初監督にして第10回東京フィルメックス、ロッテルダム国際映画祭などで25以上の映画賞を受賞し、俳優だけでなく、作り手としての才能も見せつけた。
そんなヤン監督がなんと福岡を訪れ、舞台挨拶や西南大学での特別講義の後に記者会見を行ない、本作や日本の俳優について語った。
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―初監督作での映画賞受賞について。
ヤン:ありがとうございます。でも賞を獲ったからどうこう、ということはないですね。作品を完成させた時点で、自分にとってはある意味終わったこと、手を離れてしまったことだと思っていますので。だから、映画をご覧になった方から「ありがとう」と言われることもありますが、それは僕ではなく、この映画と、この映画を観るという選択をしたご自身に言っていただきたいです。僕も創作者としてこの映画にありがとうと言いたいです。
―ヤン監督、そしてヒロインのキム・コッピさんの表情が素晴らしかったです。
ヤン:表情は心を映す鏡だと思います。感情や思ったことが出るもので、作ることはできないものだと。僕は演技という言葉も嫌いなのですが、今回は特に、演技ではなく自分自身を表現できることを条件にキャスティングしました。もちろんシナリオを書く段階ではキャラクターを作りますが、それに合わせるような演技指導はしていません。キャストの方に言ったのは「本当の感情を隠さず、1テイク目ですべて吐き出してしまえ!」ということくらいです。感情は、出しすぎた分は調整できても、足りないものをテイクを重ねて高めていくのは非常に難しいですからね。良い表情だと感じていただけたのは、役者自身が感じた、本当の感情が現れた表情だったからだと思います。
―今後起用してみたい日本の俳優は?
ヤン:起用とまではイメージしてませんが、好きな俳優さんはたくさんいますよ。知人でもある西島秀俊さん、表情なく演じてみせるところがいい北野武さん、それに『クローズZERO』の小栗旬さんも良かったですね。
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今後ますますの活躍が期待される注目の新鋭・ヤン監督。日本の俳優陣を使った作品もぜひ観てみたいが、残念ながら次回作の構想はまだないとのこと。今は4~5年掛かりっきりだったという本作から解放され、「映画を撮らなくていい時間」を楽しんでいるそうだ。監督が全精力を傾けた魂のドラマは、6月初旬まで上映予定。新たな才能の煌めきを見逃すな!
<STORY>
父への怒りと憎しみを抱いて社会の底辺で生きる男・サンフンと、傷ついた心を隠した勝気な女子高生・ヨニ。偶然出会ったふたりは、傷だらけの魂を結びつける。ふたりは一緒にいるときだけ、息もできないほどの閉塞感から解放されるのだった。
<データ>
['08・韓・130分]監督・脚本・製作・編集・出演:ヤン・イクチュン 出演:キム・コッピ/イ・ファン





問い合わせるところがわからなかったので、見当違いと思いながら質問させてください。
息もできないを見ました。
とてもよかったので、監督にファンレター(メール?)を送りたいのですが、どこに送ったらいいかご存知ですか?
本当にすみません。