幼い頃、『たがめは、田んぼでオタマジャクシやミミズなどを食べ・・・』と聞いたことはあったような気もするのですが、知識として図鑑でしか見たこともなく、まして実物を見たいとも思わず、実際に見たこともありませんでした。
昨年のことですが、長崎の山中のダムサイトで、友人の家族といっしょにキャンプをしたときのことです。虫取り網とカゴを持った息子が『捕ったとった!』とカゴを持ってきました。中を覗くと、オイカワや小エビそして、なにやらわからない昆虫がいるではありませんか。息子が『たがめ、たがめ。まだちっちゃいけど・・・』というのです。私の幼い頃の記憶にある『たがめ』は、もっと丸く太っていたように思えたのですが、そんなことよりも、なぜ息子はこの昆虫が『たがめ』だとわかるのだろうか。そちらの方が不思議でした。本来なら、帰宅する際に、みんな逃がしてあげるのですが、これだけは持って帰って飼うと言い張るのです。押し切られました。帰って図鑑で調べてみると確かに『たがめ』です。さらにやっかいなコトもわかりました。たがめは、オタマジャクシやミミズを食べるのではなく、針のような口を刺し込み、そこから消化液を注入し、溶け出した溶液を吸っているのだということを。つまり生きたエサが必要なのです。ネットで調べてみると、手じかに入手できそうなのは『モエビ』といって、釣りの餌として釣具屋さんで売っているということがわかりました。何度その近所の釣具屋さんへ通ったことでしょう。この写真は、そのモエビを捕らえた『たがめ』の姿なのです。幸か不幸かその釣具屋さん通いは、3ヶ月弱で終えることができましたが、その間、この『たがめ』が卵を産みつけたからまた大変なさわぎになってしまったのです。その続きはあらためて・・・。

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